超音波振幅ガイドライン

超音波溶着の基本ファクターは周波数、圧力、振幅及び時間です。振幅はホーンと呼ばれる共鳴体の先端の振れ幅(縦振動)で周波数との関係では逆の関係になります。即ち、周波数が低い場合には振幅は大きくなり周波数が高い場合には振幅は小さくなります。従って、振幅は使用周波数によったり、溶着する製品の大きさや形状及び材質に大きく影響を及ぼします。適切な振幅を選定する事で最高の溶着結果を生み出します。

主要可塑性樹脂の振幅ガイドライン (20kHz)

プラスチックの超音波溶着において周波数、圧力、振幅が良好な溶着結果を得る為の重要なファクターになります。特に使用する周波数に対して適切な振幅選定は重要です。以下は代表的な周波数である20kHzでの必要振幅のガイドラインを示しています。プラスチックの特性から半結晶性樹脂は非晶性樹脂に対して高い振幅が必要です。

非晶性樹脂 (Amorphous Resins)

非晶性樹脂(Amorphous Resins)

半結晶性樹脂 (Semicrystalline Resins)

半結晶性樹脂(Semicrystalline Resins)

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