超音波プラスチック溶着機 (超音波プラスチックウェルダー)
1960年代に開発された超音波プラスチック溶着機は従来の組立工法を凌駕する数多くの利点を有している事から自動車、医療、電気・電子、家電、包装、フィルム・ファブリック、化粧品、食品、建築、雑貨などの各業界に積極的に取り入れられてきました。デュケイン社の溶着機は周波数、出力とも業界一多くのラインナップを有しています。又、業界初の最新鋭の技術を次々と導入し、顧客の厳しい要求に答えております。
世界初のサーボプレス超音波溶着機は、従来の空圧制御と比較して、圧倒的な製品品質の安定を得られることから、2009年の発売開始以来、様々な業界で採用されています。
超音波溶着機はパッケージ業界や不織布・フィルム業界など様々な自動装置でも使用されていますが、デュケインは自動機でもハイクラスのプレスシステムと同レベルの超音波溶着が出来るよう、独自の技術で対応しています。
Infinityシリーズ 超音波プラスチック溶着機 (超音波プラスチックウェルダー)
プレスシステムはiQ-ESシリーズを更に進化させたInfinityシリーズ超音波サーボ溶着機の他、ベーシックモデルでありながら溶着に必要な機能を網羅したP220シリーズも用意しています。
2009年の発売開始から進化し続けてきたデュケインの超音波サーボ溶着技術は、特許技術を駆使して安定した溶着を実現し、またより使い易くなって次世代モデルにバトンを引き継ぎました。サーボモーターによる高度なプレス制御は、エアシリンダを搭載したプレス機では困難な品質の安定性を実現し、また特許技術の溶融検知機能を使用することで、より高い接合強度を得ることが可能になっています。
ベーシックモデルのP220は20kHz専用で、タイム/エネルギー制御仕様と、高精度リニアエンコーダーを搭載したタイム/エネルギー/ディスタンス制御仕様の2タイプがあり、1200/2600/3600Wの出力モデルから選択できます。ベーシックモデルと言っても発振回路は上位機種と同じものを使用し、1ミクロン単位での距離制御/モニタリング(距離制御仕様のみ)や、デジタル制御になったトリガー機能など、溶着に必要な制御や機能を備えたモデルです。
自動機に組み込んで使用するプローブタイプは、アプリケーションや自動機側からの制御仕様などに合わせて様々なモデルを用意しています。iQ-AiMシリーズは、イーサネット/IP接続で装置側PLCと通信が可能で、I/O信号線を1本ずつ配線する必要がなく、配線不良による誤作動から解放されます。通信プロトコルは標準のイーサネット/IP以外にも、オプションでCC-Link、Profinet、Profibus、EtherCATなども用意しており、自動機で使用しているPLCのメーカー、通信規格に合ったものをお選び頂けます。iQ-Auto Plusは小出力アプリケーションに適した発振器で、コンパクトなボディは制御盤内に納めることができます。通信機能も搭載していますので、装置側PLCから全ての制御、モニタリングを行うことが可能です。またiQ-Auto Plusと分配器となるMPCユニットを統合したモデルも用意しており、多点のカシメやスポット溶着を行うアプリケーションに対して有効です。
Aurizon® ロータリー式超音波シールユニット
デュケイン・Aurizon(オライズン)のロータリー式超音波シールユニットは、独自の技術で超音波スタック(振動子+ブースター+ホーン)を高速で回転させながら不織布やフィルムなどを連続的にシール・ボンディングすることができます。
包装機に組み込んで縦ピローや横ピローのシールや、マスクやおむつ、生理用ナプキンなどのシールやエンボス加工を高速且つ安定して行うことが出来ます。
従来の固定式ホーン+ロータリーアンビルと比べ、ホーンがアンビルと同期して回転するため、製品の送りがスムーズになり、また高速で製品を送っても超音波ユニットにかかる横荷重が少ないため、超音波ユニットや装置自体にかかる負荷が少なくなります。