不織布・フィルム製品への超音波溶着技術
超音波は振動エネルギーと摩擦熱により、デリケートなファブリックやフィルムでさえ溶着や溶断ができます。接触域だけが発熱される為、素材の周辺に与える悪影響やダメージは全くありません。溶剤、接着剤、機械的結合及び外部からの熱は不要です。加工後の製品は環境に優しく、即使用できます。数十年以上の経験、超音波専門メーカーとして世界的ネットワークを駆使し、顧客の要求に合致した機器の選択、他社にまねの出来ない顧客サポートを提供しております。
多用途、信頼、高品質を追及する超音波ボンディング技術
ファブリックやフィルムなどの接合には超音波溶着が採用されています。より早く、美しく、安全かつ経済的に広範囲にわたる材料を溶着や溶断する事が出来ます。デュケイン社の超音波装置は超音波業界で最も信頼されているブランドです。
マスクやおむつ、生理用品など様々な不織布製品や、パウチやプラスチックバッグ、ジップなど様々なアプリケーションでデュケインの超音波シール技術が使われています。
サーボ制御溶着の優位点例 - カット時の騒音・ホーン摩耗低減
業界初の特許を持つ、デュケイン社サーボ制御超音波プラスチック溶着機には従来の空圧制御方式に比較して、利点が多岐に渡ります。一例として、超音波で不織布などをカット&シールする場合に於いては、エア駆動の場合はホーンがアンビルに接触しなければ、綺麗にカット出来ない為に、その時に超音波の高い騒音が発生しました。その為に作業環境は著しく悪化しました。又、超音波振動ホーンとアンビルが接触する事で、両方の摩耗が激しく、定期的に修正を余儀なくされました。サーボ制御による溶着機は下降位置を±1μmで精密に制御出来るために、不織布のカット&シールはホーンがアンビルに接触しないで、綺麗にカットが出来ます。これによって作業環境の改善とホーン及びアンビルの摩耗が著しく改善されました。デュケイン社は又、超音波溶着において新たな歴史を作りました。以下の動画でカット時の騒音が全く出ない事がお分り頂けます。
超音波溶着応用例(アプリケーション)
一貫したサービスとサポート
素材は様々な組み合わせが可能です。実験室を無料開放しておりますので、超音波溶着テストで実際の超音波溶着結果をご確認いただけます。初期設計のコンサルティングから、設置、フォローアップ、トレーニングに至るまで、お客様にご満足、ご信頼いただける広範囲サービスと共に、最良の超音波製品を確実にお届けします。超音波溶着には再現性があり、非常に強い溶着、且つ少ないエネルギーで加工することが出来ます。デュケイン社の製品は全てのお客様の溶着ニーズに合わせた適切な解決策を提供いたします。
各種カット / シール方法
- 回転及び連続超音波接合
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2つ以上の層の素材をホーンとドラム(アンビル)の間を通すことによって接合されます。
溶着した複合素材は高度の柔軟性、通気性、吸収性を維持します。
- 超音波スリッティング
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熱可塑性素材が超音波でカットされる時、そのエッジも同時にシールされ糸がほつれません。
また、滑らかで傾斜したエッジも綺麗に溶着ができます。
- 超音波プランジ溶着
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溶着される素材は固定された位置にセットされ、ホーンが下降して溶着します。
溶着後、ホーンは上昇してもとの位置に戻ります。
- 超音波トラバース
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素材は固定された位置にセットされ、ホーンとアンビルが素材をはさみながら移動して溶着します。