自動車部品への超音波溶着技術
継続的プロセスの改善は常に焦点を当てられています。それは新技術の開発から始まり、新しいコストセービングの為のアプリケーションとして生産へと移行します。そして最終的に自動車業界の品質規格とサプライヤー主導のコスト削減としてグロバールスタンダードを形成する為に全社的なプライオリティーとなります。平均的な新車において約100以上の部品においてプラスチック溶着技術が採用されています。デュケイン社の超音波溶着技術が自動車業界へ多くの付加価値あるものを提供しております。
デュケイン社自動車開発センター
デュケイン社の自動車開発センターはWixom, Michigan州に位置し、米国を始め、全世界の自動車関連のお客様に対してプラスチック溶着のサポートを行っております。プラスチック溶着の可能性、各種溶着工法の溶着設計(ジョイントデザイン)、試作治工具、試作溶着実験、量産前の最終溶着テスト及び最終の溶着チェックなど、新規製品の開発段階から、量産に到るまでの全ての工程に於いて、最高のサポートを提供しております。実験室(アプリケーションラブ)には、最新の超音波プラスチック溶着機、振動溶着機、スピン溶着機及び熱板溶着機などが設置されており、最新のリモートiQエクスプローラーのソフトウェアを利用してグローバルアプリケーションラブに直接ネットワークで接続されております。又、新しいコンピューターネットワークはSt. Charles, Illinois州の本社のCADシステムと直接繋がっております。
デュケイン社自動車開発センター
新しいアイディアの提供
各企業様の課題であるコストセービングと製品品質向上への貢献を目指し、当社では常に新しいご提案を続けております。その一例であるプラテンシステムでは、スピーカーグリル、ドアポケット等の組み立てと共に防音材をドアトリムに溶着するマルチ溶着を一サイクルで行えるよう設備し、現在広く適用頂いております。また、超音波シーケンスプロセスにより一台の発振器から複数のスラスターを稼動させ、セットアップシーケンスを用いてその複数台のヘッドごとにプログラムの設定を行い、エリアごとに必要な溶着を行えるよう設定を行う等、作業効率の向上にもお手伝いさせていただいております。溶着困難なスポットへの溶着を可能にしたJ-ホーンの設計も当社の技術です。
超音波作業者へのトレーニング
機械をご導入頂く作業関係者の方々に最適な操作を行って頂けるよう、当社では様々なトレーニングの機会を設けています。超音波のプロセスを良く理解されていない方々への事前講習会。また機械導入時には、正しい操作をマスターして頂く為のセットアップ、モニター入力方法、さらにトラブルシューティングに至るまでの説明と講習を行い、充実した操作トレーニングの期間をおもちいただけます。
サポートとサービス
自動車業界のお客様に必須である、ダウンタイムの削減を行うのも当社の役目。お客様の立場に立ったサービスとサポートに力を入れております。高い製品品質製造の継続、作業者の方々への安全の確保、そして保守部品の手配に至るまで、作業現場をサポートできるよう、専任スタッフが対応をいたします。
システムインテグレーター
継続的なプロセスの改善は常に重要な課題。当社の技術スタッフがパートナーとなり、新しいプロジェクトの完成をサポートいたします。当社内また外部装置製作会社とのタイアップにより、コストセーブ、且つサイクルタイム短縮可能なシステムを実現させます。より良いアプリケーションの生産と同時に進められる、新技術の開発、またその最終的なに段階で求められる業界必須の品質規格。現在新車部品の約100以上の製造工程において当社の超音波溶着技術が採用されており、自動車業界に求められるプロセスと付加価値の向上に努められる企業様をしっかりとサポートいたします。
マルチプローブシステム
米国特許であるデュケイン社のマルチプローブコントロール(MPC)は1台の超音波発振器で複数本(最大16本)のプローブ(コンバーター)を駆動する事が出来ます。このコントロールは自動機や専用機に搭載して使用し易い様にコンパクトに設計されております。これはDPC 2 Plus又はiQシリーズの発振器と個々のプローブ(コンバーター)に接続して使用します。自動車のインパネ、ドアトリム、フロア部品、サイドプロテクターなどの部品の多点組立に必要なスポット溶着及びステーキング(かしめ)として低コストで利用が期待できます。
制御 | 溶着工程モニター |
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